「恵みを信じて」第2アドベント礼拝

降誕前第3主日礼拝

讃美歌242「主を待ち望むアドヴェント」1ー2番
讃美歌175「わが心は」

ルカによる福音書 1章26-38節

天使は、マリアに「おめでとう、恵まれた方」と言い、「あなたは神から恵みをいただいた」と伝えた。
その恵みとは、「あなたは身ごもって男の子を産む」ということであった。しかし、それはマリアにとって予想外の出来事であった。

望まない出来事が起こる。それはマリアにだけ起こることではない。私たちの人生にも起こり得る。
現に今、望まない、不都合な出来事の中に置かれていると感じている方もおられるだろう。私たちは2年以上新型コロナウイルスという望まない状況を強いられている。

しかし、天使は、マリアに「恵まれた方」と言う。「恵み」だと言っている。
「どうして」と叫ぶマリアに、天使を通して神が語りかける。聖霊があなたを包む、と。神様が与えてくださる聖霊とは、良い物であるはずだ。
もし、望まない出来事を「恵み」だと思い直すことができるとしたら、それは、聖霊に包まれて「良い物」が与えられたと信じることができた時だろう。
望んでいなことが起こる。夢も希望も失ったかのような、苦しく、つらい時間を過ごすことになるかも知れない。
しかし、それがイエス・キリストによって、神様の愛によって、「恵み」に変えられる時が来る。聖霊によって、「恵み」だったのだと気づき、信じられるようになる時が来る。
天使の言葉に、マリアは、そのような恵みがきっと用意されていることを信じたのではないだろうか。

私たちも予想外の出来事を受け入れられる時がきっと来る。感謝できる時がきっと来る。
いや、そのように希望を信じていられること事態が、既に「恵み」だと言ってよいのかも知れない。希望を信じ、その時を信じて、私たちも信仰の道を歩んでいきましょう。

牧師 三浦 啓