「喜びの原動力」第3アドベント礼拝

降誕前第2主日礼拝

讃美歌242「主を待ち望むアドヴェント」1ー3番
讃美歌268「朝日は昇りて」

ルカによる福音書1章39-56節

マリアは山里へ向かう道を歩いていた。親類のエリサベトに会うためである。数日前に、マリアは天使に出会うという体験していた。
天使はマリアに受胎告知をし、マリアは「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように」と応えた。
しかし、マリアはいろいろな事を思い巡らし、不安な思いも抱えていただろう。
その中でマリアは、天使が一つだけ、夢や幻ではなく現実的なことを言ったのを思い出した。それは、親類エリサベトの妊娠である。
不妊の女と呼ばれ、高齢であるエリサベトが本当に妊娠したのかを確かめるために、マリアはエリサベトに会いに行ったのである。

ザカリアの家に着いたマリアは、中に入り、エリサベトに挨拶した。年老いて、もはや子宝に恵まれることなどない、と思われていたエリサベトのお腹が大きくなっており、本当に妊娠していることをマリアは確かめたのである。
マリアに出会い、エリサベトの胎内の子がおどったと言う。エリサベトには、マリアの不安も心配も、よく分かっただろう。その上で、マリアの信仰を心から喜んだ。
マリアもエリサベトに会い、たくさんの励ましを得ることができたのだろう。

望まない出来事、不都合な苦しみ悲しみが、私たちの人生にも起こる。不安と恐れに包まれることもある。神様への疑いにさえ包まれるかも知れない。
しかし、「主があなたと共におられる」と告げる神様の御言葉により、互いに愛し合う信仰の兄弟姉妹との交わりにより、私たちの不安や疑いよりも、もっと大きな神様の愛で、私たちは包まれ、見守られ、導かれていることを信じる者とならせていただきたいと願います。

牧師 三浦 啓