「脱うわべの信仰」
聖霊降臨節第12主日礼拝

ヨハネによる福音書7章10-24節
「うわべだけで裁くのをやめ、正しい裁きをしなさい」とイエス様は、ユダヤ人たちに言われた。
と言うのも、イエス様の行動に対して、そのうわべだけを見ての非難が、ユダヤ人たちの間に強くあったからである。
群衆の間では、イエス様の言動を見聞きし、「『良い人だ』と言う人もいれば、『いや、群衆を惑わしている』と言う者もいた」と記されているように、評価が分かれていた。
しかし、多くのユダヤ人の間では、イエス様の行動は非難され、否定され、律法違反の罪で殺さなければと考えられていた。
イエス様は安息日に、38年間病気で苦しんでいた人を癒された。
その行為は緊急性のない医療行為として、律法違反、安息日違反と判断され、非難された。
しかし、イエス様は、そのようなユダヤ人の考え方、彼らの判断に異議を唱えた。あなたたちも安息日に割礼の儀式を行っていると反論したのだ。
イエス様は何よりも、誰よりも、人を神様の救いの中に入れることが神様の御心であると律法から汲み取り、律法の優先事項として行動していた。
律法の中に、聖書の中に示されている神様の御心とは何か。
一言で言えば、それは“愛”だ。神様が私たち人間を愛しておられる、ということだ。
自分も愛されている。相手も愛されている。だから、誰のことも神様に愛されている一人として見る。
自分勝手な目で見て、うわべだけで判断し、裁かない。それが愛するということだ。
そのように人を愛して生きることで、イエス様の愛の真髄が分かるようになるのだろう。
心から神様を信じ、隣人を愛し、うわべだけの信仰を捨て、イエス様に従い、一人ひとりを愛する心で歩んでいきましょう。
牧師 三浦 啓


