「イエス様と出会う」
聖霊降臨節第14主日礼拝

ヨハネによる福音書1章35-42節
「見よ、神の小羊だ」。洗礼者ヨハネは、「歩いておられるイエス様を見つめて」、こう言った。
イエス様の姿に何を見て、「神の小羊だ」と証言したのだろう。
「神の小羊」とは、何をイメージしているのか。
ユダヤの人々は過越祭を大切にしていた。大昔にイスラエル人がモーセに導かれてエジプトを脱した出来事を覚え、神様に感謝をささけるために羊をほふって食した。
洗礼者ヨハネは、イエス様をこの過越しの出来事に象徴される子羊に譬えたのである。
「見よ、神の小羊だ」。それは言わば、ヨハネの“魂の叫び”です。
ヨハネは権力者であるヘロデ王の行いを非難したことによって処刑される。
神様の道、愛の道が曲げられているすさんだ社会に、「主の道をまっすぐにせよ」と「荒れ野で叫ぶ声」として現れたヨハネは、後のことをイエス様に、自分以上の存在として期待し、救い主と認めて、託したのだろう。
その言葉に動かされ、ヨハネの弟子の多くが、イエス様に従うようになった。その代表が、今日の聖書箇所に登場する二人の弟子なのである。
ヨハネによる福音書における出会いの物語の特徴、それは、二人の弟子がイエス様のもとに泊まった、という点にある。
二人は、イエス様の泊まっている場所を知りたいと願い、ついて行き、そしてそこに一緒に泊まった。
その体験によって、二人は、「わたしたちはメシアに出会った」と信じるに至ったのである。
私たちもイエス様に出会い、イエス様のもとに何泊も泊まるような経験が大事になるだろう。
そのために礼拝を守り、聖書を読み、祈り、信仰生活を送りたい。
そのように希望が湧く出会いを積み重ねていきましょう。
牧師 三浦 啓


