「生きる姿で伝道を」
聖霊降臨節第11主日礼拝
讃美歌 402「いともとうとき」

ペトロの手紙一 3章13-16節
13-14節に、「もし、善いことに熱心であるなら、だれがあなたがたに害を加えるでしょう。しかし、義のために苦しみを受けるのであれば、幸いです。人々を恐れたり、心を乱したりしてはいけません」とある。
この手紙は、ペトロからローマの迫害によって、さまざまな地域に散らされ、寄留していたクリスチャンに書き送られたものである。
彼らは圧倒的多数の異邦人社会の中で、キリスト教に反感を持っていた保守的ユダヤ教徒に囲まれながら、見える形、見えない形のさまざまな圧迫を受けて苦しんでいた。
そうした彼らを励ますためにペトロは、悪をもって悪に、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を祈りなさい。祝福を受け継ぐためにあなたがたは召されたのです、と勧めたのである。
そして、「もし善いことに熱心であるなら、だれがあなたがたに害を加えるでしょう」と言っている。
15節から17節にかけて「キリストを主とあがめなさい」ということが記されている。
どのような時にも、積極的に心の中でキリストを主としてあがめることが大切だということである。
また、ペトロは「あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明しなさい」ではなく、「弁明できるように備えていなさい」と言っていることに注目したい。
私たちは、誰かに悪口を言われた時などそれにすぐに反応して言い返してしまうということがある。
しかし、悪口を言われてもじっと我慢して、すぐに言い返すのではなく一呼吸置くことが大切なのだ。
私たちが聖書を学ぶことも大切だが、それを自分の生活にあてはめ、その御言葉に生きるということが何よりも大切である。
口数よりも生きる姿が伝道となるような歩みを進めていきましょう。
牧師 三浦 啓


