「心の準備」第1アドベント礼拝
降誕前第4主日礼拝
讃美歌242「主を待ち望むアドヴェント」1番
讃美歌231「久しく待ちにし」

ルカによる福音書 1章5-25節
今日からアドベントである。アドベントの時、私たちは飾り付けを行うなどクリスマスを楽しみに待ち望みながら準備を行う。しかし、それとは違う準備がある。それは心の準備だ。
今日の聖書箇所では、洗礼者ヨハネの誕生の物語となっている。祭司として働くザカリアの前に天使が現れ、妻エリサベトが身ごもることが告げられる。
それに対し、ザカリアは証拠を求める。証拠がなくても、神様の御言葉を受け入れ、従って生きていくことが大切である。
ザカリアは天使の言葉を信じることができなかったために、「口が利けなくなり、この事が起こる日まで話すことができなくなる」という不自由を、天使から与えられることになった。
ザカリアは祭司である。その務めの一つは、人々に、祝福の言葉を告げることであった。その務めができなくなり、ザカリアは、自分は祭司として役に立たないと思い、自分は不信仰で、値打ちのない、存在価値のない人間だと落ち込んだかも知れない。
それまでは、自分の力で“自分は価値のある人間だ”と誇って生きいたかもしれない。しかし、そういう自分を見つめ直す時が与えられたのである。
罪深い、弱い自分が、神様の恵みによって赦されて、愛されて生きていることを感謝して生きるようになること、神様の愛という宝物を心のうちに持って生きるようになることが、ザカリアにとっての準備の時であった。
アドベントの時、私たちも改めて、目に見える証拠を当てにし、この世の常識や自分の力に頼る生き方になっていないかを見つめ直してみましょう。
それが、イエス様をお迎えするための、私たちの“心の準備”である。
牧師 三浦 啓


