「求めるべき誉れ」
聖霊降臨節第3主日礼拝

ヨハネによる福音書5章41-47節
今日の聖書の中に、「人からの誉れ」ではなく「神からの誉れ」を求めよ、という教えがある。
自分を誇り、人からの誉れを求める生き方は、私たちの日常生活の中でもよく起こり得ることだ。
44節に、「互いに相手からの誉れは受けるのに、唯一の神からの誉れを求めようとしないあなたたちには、どうして信じることができようか」とある。
イエス様は、ご自分に敵対し、イエス様を殺そうとさえ考えているユダヤ人たちにこう言われた。
ユダヤ人は、唯一の神を信じる人々だ。モーセによって与えられた神様の言葉、律法、そこに書かれていることを信じ、従う人々だ。
神様を信じ、従うことで、神様からの誉れを求める人々であった。ところが、いつの間にか、律法を熱心に守るあまり、“自分はこんなにできる”と誇り、人に認められ、人からの誉れを受けたいと願う気持ちに変わってしまったようだ。
「唯一の神からの誉れを求めようとしない」。そのようなユダヤ人の姿を、イエス様は、「あなたたちの内には神への愛がない」と言われた。
これは、ユダヤ人にとっては、腹立たしい、反論したくなるような、自己弁護したくなるような批判である。
なぜなら、ユダヤ人たちは律法を学ぶ際に、「あなたは心を尽し、魂を尽し、力を尽して、あなたの神、主を愛しなさい」という言葉を聞くからだ。
律法を学ぶ時、まず「神を愛しなさい」と言われる。それなのに、「神への愛がない」と言われるのは、強烈な批判である。
イエス様は「人からの誉れは受けない」と言い、嫌われる勇気を貫かれた。
私たちも、人からの誉れを求めず、神様からの誉れを求めて生きていきましょう。
牧師 三浦 啓


